ミャンマー人材の特徴
なぜミャンマーなのか?
介護・福祉業界にマッチした国民性
ミャンマーは仏教文化が浸透し、善行と家族愛に重きを置く国民性があります。
勤勉で誠実な人々が多く、貧しいながらも日本人と似た価値観をもつ共有性から協調性が高く一緒に働きやすいという特徴があります。
主に農業で生計を立てる人々は厳しい労働環境にも忍耐強く対応し、女性の活躍も目立つ国です。
ミャンマー基本情報
ミャンマーは東南アジアインドシナ半島西部に位置する共和国です。
2011年にテイン・セイン大統領率いる新政権の開始以降民主化が進み、2016年にはアウンサンスー・チー氏が率いる国民民主連邦(NLD)が政権を獲得しました。
しかし、2021年2月に軍事クーデターが発生し、ミン・アウン・フライン国軍総司令官が全権を掌握すると宣言しました。
正式名称 | ミャンマー連邦共和国 |
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首都 | ネーピードー/ネピドー |
言語 | 公用語はビルマ語 |
人口 | 5,417万人(2022年時点) |
識字率 | 93.1% |
宗教 | 仏教 87.9%、キリスト教 6.2%、 イスラム教 4.3% |
ミャンマーの人々の特徴
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POINT 01
穏やかで
真面目な国民性勤勉・素直・正直・素朴な国民性。
戦前から日本と交流があったため、ミャンマーには親日家が多くいます。 -
POINT 02
優しい性格
言われたことはきちんとこなしますがNOと言いづらい優しい性格なのでフォローしてあげることが大切です。
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POINT 03
仏教徒
人口の約9割が仏教徒。考え方は日本人と近く、目上の人を尊敬し、家族や恋人を大切にします。
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POINT 04
言語習得
ミャンマーは日本語と文法が似ており、日本語の上達スピードが速い傾向にあります。熱心に日本語を勉強する姿勢も他国と比べて感じられます。
高い日本語の習得度
ミャンマー語と日本語の文法構造は類似しており、ミャンマー人にとって日本語学習が比較的容易です。
この類似性により、彼らは文法よりも新しい語彙の習得に焦点を当てることができ、特に介護現場で必要とされる専門用語の理解を深めやすくなります。
また、ミャンマー人の高い記憶力も、日本語習得を容易にする重要な要素となっています。
さらに、ミャンマー語の280の音には日本語の50音と似た発音が多く含まれており、ミャンマー人は日本語の発音を比較的容易にマスターできます。
この結果、ミャンマー人が話す日本語は他の外国人が話す日本語よりも聞き取りやすいとされています。
このような言語間の共通点は、学習効率を向上させる重要な要素です。
コミュニケーションが重要な介護・福祉の現場においてミャンマー人が活躍できる理由の1つでもあります。
日本で仕事する動機と熱意
ミャンマーでは、優秀な若者が多いものの、農業が主要な産業であるため、偏差値の高い大学を卒業しても国内での就職先が限られています。
2021年の軍事クーデターと新型コロナウイルスの影響で経済状況がさらに悪化し、多くの欧米企業が撤退。結果として、失業者が160万人以上に増加しました。
ミャンマーの最低賃金は非常に低く、特に田舎では月収が日本円で約7,000円という厳しい状況です。
加えて、軍事クーデターによる通貨暴落と物価の上昇で、多くの家族は生計を立てるために少なくとも一人は海外で働く必要があります。
ミャンマー国内の経済状況や雇用機会の限界を考えると、
日本での労働は、彼らにとって家族の生計を支え、将来のために貯蓄をする大きなチャンスです。
また、日本とミャンマーの間には、文化的な親和性や歴史的なつながりも存在し、日本での就労を魅力的な選択肢としている要因の一つです。
@カイゴはなぜ
ミャンマー人材を
おすすめするのか?
技能実習生の比較図 |
ミャンマー |
フィリピン |
ベトナム |
インドネシア |
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円安の影響 |
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日本語の習得 |
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ホスピタリティー |
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親日度 |
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やさしさ |
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介護マッチ度 |
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受入れ時費用 |
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海外介護人材の比較図 |
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宗教 |
仏教 | キリスト教 | 仏教 | イスラム教 |
国民性 |
勤勉でまじめ 男女ともに穏やかで忍耐強い |
社交的で有効的 男性は気性が荒いが女性はホスピタリティが高い |
中国の縮小版、純朴さがない 金銭的な執着が強い |
温和で親しみやすく、 コミュニティを重視する 宗教に熱心 |
人口 |
約5000万人 | 約1億1000万人 | 約1億人 | 約2億7000万人 |
平均月収 |
1~2万円程度 | 2~4万円程度 | 3~6万円程度 | 2~4万円程度 |
特色 |
内戦と政治不安で経済が悪化し、円安の影響を最も受けにくく、良質な人材が日本へ流入しやすいです。 | 海外での労働を推奨しているため労働者を保護する制度が整っています。その為失踪率が他国と比べて圧倒的に低いです。 | ブローカーが多く、斡旋自体が大きな産業となっています。実習生も早い段階から沢山きているため、良い人材が減少傾向にあります。 | 宗教上の理由で多く女性はヒジャブを身に着けています。食事の制限や祈祷の習慣など、日本での理解が浸透していません。 |
※自社調べ
外国人人材の比較と
今後の動向
発展途上国の中で、日本への出稼ぎ人気が全般的に減少している一方で、ミャンマーでは日本が特に人気のある就労先です。
この人気は、両国間の歴史的結びつき、宗教的親和性、国民性などに基づくものであり、2021年の軍事クーデター以降、日本で働きたいミャンマー人が急増しています。
これらの背景に加えて円安の影響を比較的受けにくい状況にあるとされています。
また人口分布をみても若年層に多く分布しており、若い労働力の確保に期待ができます。
ベトナムやタイ、中国の経済発展により、これらの国々からの技能実習生や特定技能の外国人人材として日本への移動の必要性が減少しています。
人口の多いインドネシアは期待できるが、仏教国を好む声もあり、選択肢としての魅力が一部に限られる可能性があります。
カンボジアは可能性があるが人口が少なく、教育水準の低さが障壁となり、日本語教育が困難です。
これらの要因から、ミャンマーからの人材が日本へ増えると予想されます。
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